こんにちは。群馬県伊勢崎市の美容室「Octo Hair Salon」の狩野です。
「ショートボブ特化美容師」として発信しているので、インスタグラムやYouTubeを見てご来店いただくお客様の中で、ショートヘアを希望する方は多いです。
僕はショートヘアを希望されるお客様には特に丁寧なカウンセリングを行います。
ショートはおしゃれでスッキリとした印象を与える髪型ですが、実は「ショートヘアにしない方が良い」方もいるんです！今回は、ショートヘアに挑戦するのはちょっと待った方が良い方の特徴について、実際の現場で感じたことを交えながら解説します。
ショートに向かないのはどんな人？3つのタイプを紹介
ヘアスタイルには、それぞれに「向き・不向き」がありますが、特にショートヘアは髪質や日常のスタイリングへの意識に左右されやすいスタイルです。まずはショートにしない方が良い3つのタイプについてお伝えします。
1. 縮毛矯正を長い状態でかけている方
縮毛矯正は、くせ毛をしっかりと伸ばすことでスッキリとした見た目を手に入れられる施術ですが、ショートヘアとの相性は慎重に考える必要があります。縮毛矯正を長い状態でかけている場合、ショートにすると髪がまっすぐになりすぎてしまい、特有の「丸み」や「柔らかさ」が出にくい傾向があります。
縮毛矯正とショートヘアの関係について
例えば、縮毛矯正をかけた髪をバッサリとショートにした場合、髪が短くなることで動きや自然なふんわり感が失われ、「ビシッ」とした直線的な髪質が強調されてしまうことがあります。また、縮毛矯正をかけている部分とそうでない部分の切れ目が目立つことも。日常的にアイロンで仕上げをするのが平気な方なら問題ないかもしれませんが、「朝は乾かすだけで仕上げたい！」という方には少々不向きかもしれません。
対策方法
縮毛矯正をかけつつショートを希望する方には、ショートウルフやボブなど、丸みやボリュームを意識したスタイルがおすすめです。また、縮毛矯正の効果を考慮し、カットの際には毛先にパーマを加えるなどのアレンジをするのも一つの方法です。縮毛矯正が長い場合には、思い切ったスタイルチェンジをする前に、美容師に相談しながら施術内容を決めるのが良いでしょう。
2. 強いくせ毛でアイロンを使いたくない方
次に、くせ毛が強い方でアイロンやスタイリングをあまりしたくない方も、ショートヘアに不向きな場合が多いです。くせ毛をお持ちの方は「くせを生かしたスタイル」という言葉に惹かれることも多いかと思いますが、実際にはそれなりのスタイリングが必要となることがほとんどです。
くせ毛とショートヘアの相性について
くせ毛は、特に湿気や温度の変化によって髪のまとまり方が変わるため、気候に左右されやすい特性があります。特に、ショートヘアにした場合、長さがない分だけ髪が軽くなり、くせが際立ちやすくなります。アイロンを使用したり、スタイリング剤を使うことで抑えることもできますが、「忙しい朝にはそんなに手間をかけたくない」という方には難しいかもしれません。
対策方法
くせ毛の方であれば、ボブスタイルなどの少し長さを残したスタイルが無理なくくせを活かせるでしょう。また、少し毛量を残すことで重さでくせが落ち着きやすくなる効果も期待できます。くせ毛はカット技術だけで完璧に抑え込むことは難しいため、スタイリングの手間をどれだけかけられるかを美容師と相談し、理想のスタイルに合わせてアレンジしていくと良いですね。
3. 襟足が深く生えていて剃りたくない方
襟足の生え方もショートヘアの似合いやすさに影響を与える要素です。特に、襟足が首元の深い位置まで生えている方や、襟足を剃りたくない方は注意が必要です。
襟足とショートヘアの関係について
ショートヘアは、首元がスッキリ見えることが特徴です。しかし、襟足が深く生えている場合、その部分がスタイルの邪魔をしてしまい、スッキリとした印象が損なわれる可能性があります。また、襟足を剃ることで首元が清潔感を保ちやすくなりますが、剃るのが面倒だったり、剃った部分がジョリジョリするのが気になる方にはあまりおすすめできません。
対策方法
襟足が深く生えている場合、ショートヘアの選択肢としては、あまり襟足を強調しないスタイルを選ぶと良いでしょう。たとえば、少し長めのボブスタイルや、ショートウルフで首元をカバーするのも一つの方法です。また、襟足の処理を頻繁にする覚悟がある方であれば、通常のショートも可能ですが、事前に自分に合った方法を相談してみてください。
くせ毛や縮毛矯正のカットには技術が重要！
ヘアスタイルを変える際、髪質や毛量、くせの出方を考慮し、プロの美容師にしっかりと相談することが大切です。特にくせ毛や縮毛矯正をされている方の場合、扱いやすさを重視したカット技術が求められます。美容師によっても得意なスタイルが異なりますので、事前に相談することで、自分に最適なスタイルを見つけやすくなります。
また、くせ毛や縮毛矯正の場合、スタイリングの手間を最小限に抑えたい場合は、ボブやミディアムヘアのようにある程度の重さと長さが残るスタイルもおすすめです。
美容師に相談してからのスタイルチェンジが安心
最後に、ヘアスタイルを変えるときは必ず信頼できる美容師に相談してください。ショートヘアはとてもおしゃれなスタイルですが、髪質やスタイリングのしやすさに個人差が大きいため、慎重に検討することが大切です。縮毛矯正や強いくせ毛、襟足の状態などを考慮し、美容師と一緒に自分に合ったショートスタイルを見つけましょう。
ショートヘアを検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね！
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