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Octo Hair Salon

【サロン級のスタイリングを自宅で実現!】ヘアバームとヘアオイルの使い分け術


アイキャッチ

群馬県伊勢崎市の美容師、狩野です。

今回は、「ヘアバーム」と「ヘアオイル」を使ったスタイリングについて、徹底的に検証した結果をお届けします。


サロンでプロが施すスタイリングと、家で自分で行うスタイリングには、いくつかの大きな違いがあります。サロンの仕上がりのようなクオリティを目指して自宅で髪をセットする時、どのようにすればよいのか悩む方も多いでしょう。


特にヘアオイルとヘアバームは、似たような製品と思われがちですが、実はそれぞれに異なる役割と使い方があります。今回は、それらの違いと使い分け方を詳しく解説しながら、自宅でもサロン並みのヘアスタイルを作り上げるコツを紹介します。


1. ヘアバームとヘアオイルの基本的な違いとは?


基本的な違い

ヘアバームとヘアオイルは、どちらも髪にツヤやまとまりを与えるためのスタイリング剤です。しかし、それぞれの特徴や効果には大きな違いがあります。まずはその基本的な違いを押さえておきましょう。


ヘアバーム

バームは、髪に動きや立体感を加えることが得意なスタイリング剤です。ワックスやクリームのようなテクスチャで、髪をしっかりとまとめつつも、ボリューム感や束感を作り出すことができます。髪に適度な重さを与え、スタイルをしっかりとキープできるため、ショートヘアやミディアムヘア、束感を出したいときに特におすすめです。


ヘアオイル

一方でヘアオイルは、髪の表面に艶を与え、パサつきを抑える効果があります。オイルが髪をコーティングし、湿気から守る効果もあるため、乾燥しやすい髪やダメージを受けた髪にはぴったりです。柔らかな質感を持たせることができる反面、バームに比べるとホールド力は弱く、髪をまとめる力はあまり強くありません。


2. バームの使い方: 立体感と束感をしっかり表現


バームの使い方

バームの特徴は、なんといっても髪に「立体感」を加えること。特に動きや躍動感を出したいときには、バームを使うのが効果的です。ここでは、バームの使い方を具体的に解説します。

① 適量を手に取る

バームは少し多めに使うことで、その効果を発揮します。目安として、ショートヘアであれば「枝豆2つ分」程度を手に取ると良いでしょう。バームの種類によっては、オイルが多めに含まれているものや、軽い仕上がりのものもあるため、製品の特性を理解して量を調整します。


② 内側から外側に向けて塗布する

バームを髪につける際、最初に髪の「内側」にしっかりと塗布することが重要です。これは、髪の表面からつけると、せっかくドライヤーやアイロンでつけたボリュームが、バームの油分でぺたんこになってしまうことがあるからです。内側からしっかりとつけることで、髪の根元が引き締まり、スタイル全体がメリハリのある仕上がりになります。


③ 表面は少量で調整

次に、髪の表面にもバームを少しだけなじませます。表面にたっぷりとつけすぎると、髪がベタついてしまい、まるで洗っていないような不潔な印象を与えてしまうこともあるので、ここは控えめに。表面を整えるように、軽く手でなじませる程度にしましょう。


④ メリハリをつけたスタイリング

バームを使うことで、髪に自然な立体感が生まれ、部分的に引き締めながらふんわりと動きを出すことができます。例えば、耳掛けスタイルでは、耳上の部分から髪を分け取ってふんわりとさせつつ、毛先や前髪をしっかりと引き締めることで、こなれ感のあるスタイルが簡単に完成します。


3. オイルの使い方: 艶としっとり感を演出


オイルの使い方

オイルの最大の特徴は、「艶感」と「保湿効果」です。乾燥やダメージが気になる髪には、ヘアオイルがぴったり。髪を柔らかく、しっとりとした質感に仕上げることができます。オイルの使い方についても、いくつかポイントを押さえておきましょう。


① オイルは少量で十分

オイルを使用する際は、少量で十分です。髪がベタつく原因の多くは、オイルを過剰に使ってしまうことにあります。3プッシュ程度を手に取り、しっかり手になじませたら、髪に塗布します。


② バームと同様に内側から外側へ

オイルもバームと同様に、内側から外側に向けてつけていきます。特に、髪が乾燥しやすい部分や毛先にはオイルをしっかりとつけることで、パサつきを抑える効果が高まります。表面にオイルをたくさんつけると、髪がベタついてしまうため注意が必要です。


③ 艶を出したい部分に集中してつける

オイルは、髪全体にまんべんなくつける必要はありません。特に、艶を出したい部分、たとえば毛先や前髪に集中してつけると、しっとりとした質感を出しながらも、重くなりすぎず自然な仕上がりになります。


④ 湿気対策にも効果的

オイルには、髪をコーティングして湿気から守る効果もあります。特に梅雨時や湿度の高い季節には、髪が広がりやすくなるため、オイルを使って保湿しつつ、しっかりとコーティングすることで、髪の広がりを抑えることができます。


4. バームとオイルをミックスして使う技術


ミックスして使う方法

バームとオイルは、それぞれ異なる特性を持っているため、単体で使うことが多いですが、場合によっては両方をミックスして使用することも効果的です。例えば、ブリーチした髪やダメージが強い髪の場合、艶感も出しつつ束感も欲しいときには、バームとオイルを少量ずつ混ぜて使うことで、両方の良いところを引き出せます。


バーム+オイルのメリット

  • 髪に動きを出しつつも、艶感を与えられる

  • ボリュームを保ちながらも、パサつきを抑えられる

  • スタイリング力を持たせながら、湿気対策ができる


このように、バームとオイルを一緒に使うことで、単体では得られない仕上がりを実現することができます。


5. どっちを使うべき?スタイルによって使い分けを!


どっちを使う?

では、最終的にどちらを使うべきか?それは、作りたいスタイルや髪の状態によって異なります。次に、それぞれのアイテムが向いているスタイルや状況をまとめてみましょう。


バームが向いている人・スタイル

  • 髪に動きや束感を出したいボリューム感を保ちつつ、タイトなシルエットを作りたい

  • アイロンやコテを使ってウェーブやカールを強調したい

  • 髪に立体感を持たせたスタイル(ショートヘアや束感のあるスタイル)を好む

  • 髪がしっとりしすぎず、軽やかで動きのある仕上がりにしたい


特にショートヘアやミディアムヘアの方には、バームが最適です。スタイルに動きが出やすく、自然な躍動感を演出できます。また、髪に束感を出すことで、立体的なスタイリングがしやすくなります。アイロンやコテで作ったカールやウェーブをしっかりとキープし、毛束感を際立たせたい場合は、バームが効果的です。


オイルが向いている人・スタイル

  • 髪にツヤを与えたい

  • パサつきや乾燥が気になる、ダメージヘア

  • 湿気に弱く、広がりやすい髪質

  • 髪をまとめて落ち着かせたい(ストレートヘアやナチュラルなスタイル)

  • ブリーチやカラーで傷んだ髪をケアしつつ、しっとりと仕上げたい


オイルは、ダメージを受けた髪やパサつきが気になる髪に最適です。特に、ブリーチやカラーリングによって髪が乾燥している方には、オイルの保湿効果が役立ちます。髪にツヤを与えながら、しっとりとした柔らかな仕上がりを実現できるため、ナチュラルでツヤのあるストレートヘアや、しっとりとまとめたスタイルを好む方におすすめです。


バームとオイルの使い分けのポイント

  • 動きを出したいならバーム、ツヤを出したいならオイル: 髪に動きやボリューム感を出したい場合はバームを選び、髪をしっとりさせてツヤを出したい場合はオイルを選びます。スタイルによって、どちらが適しているかを判断しましょう。

  • 髪質や季節に合わせて使い分け: 髪が乾燥している場合や湿気の多い季節には、オイルが保湿と湿気対策に有効です。一方で、髪にボリューム感を出したい場合や、軽やかなスタイルを求める場合は、バームが効果的です。

  • 場合によっては両方を併用: 髪の状態やスタイルによっては、バームとオイルを併用することもおすすめです。たとえば、毛先にオイルを使ってしっとり感を出しながら、全体にはバームをつけてボリューム感や動きを加えることで、バランスの取れた仕上がりを作ることができます。


6. プロからのアドバイス:自宅でサロン級のスタイリングを目指すには?


サロンレベルのスタイリング

最後に、ヘアバームとオイルを使いこなすためのプロからのアドバイスをお伝えします。自宅でサロン級の仕上がりを目指すには、いくつかのポイントを押さえておくと良いでしょう。


① 適量を守ることが大切

バームやオイルを使う際は、適量を守ることが重要です。特にオイルは、つけすぎると髪がベタついてしまい、重たい印象になりがちです。逆に少なすぎると、ツヤやまとまりが不十分になります。製品ごとの使用量の目安を守りつつ、少しずつ調整しながらスタイリングすることをおすすめします。


② つける順番を意識する

バームやオイルを髪に塗布する際、つける順番が重要です。特にバームは、髪の内側からつけることで、ボリューム感を損なわずにメリハリのあるスタイリングが可能になります。オイルも同様に、髪の内側から塗布することで、表面がベタつくのを防ぎ、自然なツヤを出すことができます。


③ 髪の状態に応じてスタイリング剤を選ぶ

その日の髪の状態やコンディションに応じて、スタイリング剤を選ぶことが大切です。例えば、乾燥が気になる日はオイルをメインに使用し、髪に動きを出したい日にはバームを使うなど、日々の髪の状態に合わせて使い分けると良いでしょう。


④ ヘアアイロンやコテを上手に活用

バームやオイルを使う前に、ヘアアイロンやコテで髪に動きを加えておくことで、より立体感のあるスタイリングが実現できます。特に、バームを使ったスタイリングでは、アイロンで髪にカールやウェーブをつけた後にバームを使用することで、よりスタイルの持ちが良くなります。オイルを使う場合も、アイロンで整えた髪に艶を与えることで、サロン級の仕上がりに近づけることができます。


⑤ スタイリング後に髪を整えるためのアイテムを準備

スタイリング後、髪の形を整えたり、崩れにくくするためのアイテムを準備しておくことも大切です。例えば、軽めのヘアスプレーやミストを使って、仕上げに髪を整えることで、バームやオイルの効果を長持ちさせることができます。また、ヘアブラシやコームを使って細かい部分を調整することで、より完成度の高いスタイルが仕上がります。


7. まとめ:ヘアバームとヘアオイルを使い分けて理想のスタイルを実現しよう


最後に

今回の記事では、ヘアバームとヘアオイルの違いと、その効果的な使い分け方について詳しく解説しました。それぞれのアイテムには、異なる特徴と役割があるため、髪質やスタイルに合わせて適切に使い分けることが重要です。


バームは髪に動きや束感を加え、立体感のあるスタイルを作り出すのに最適です。特にショートヘアやミディアムヘア、ウェーブヘアにはバームが効果的でしょう。一方、オイルは髪にツヤを与え、パサつきを抑える効果があり、特にダメージヘアや乾燥が気になる髪にはぴったりです。


どちらか一方を使うのではなく、髪の状態やスタイリングしたいスタイルに応じて、バームとオイルをうまく使い分けることで、サロン級の仕上がりを自宅でも再現することができます。


皆さんも、ぜひこの機会にバームとオイルの使い方をマスターして、自宅でのスタイリングを楽しんでください!お客様一人ひとりの髪質やライフスタイルに合ったヘアケア・スタイリング剤選びをお手伝いできれば幸いです。ご質問やスタイリングの相談があれば、いつでもお気軽にサロンにお越しくださいね!

それでは、また次回の記事でお会いしましょう。


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群馬県伊勢崎市連取町3295ー4 クレールフォンティーヌ 1ーC

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